2018/09/21

【2018夏渡航日記】11日目(ジャル)

渡航11日目、朝5時くらい。早起きに成功したメンバーたちは、ダナンのビーチの日の出を見に行きました。空を少し雲が覆いかぶさり、期待していたほどの景色ではなかった。そんな印象も生まれた様です。


海と空の自然の美しさを身近に感じさせてくれるダナン。近年はリゾート地としても注目されてます。日本でも数々のツアーパックが組まれ、ツーリズム産業界でも一つのトレンドとして扱われています。観光客相手のビジネスは、ダナンに対して、大きな経済効果を生み出しています。


世界中のあらゆる地域のあらゆるものが評価され、世界中のあらゆる地域の人がそれらを堪能すること。これは誰にとっても妨げようとするインセンティブを抱かせない、世界という社会で受け入れられるものでしょう。しかしもし、特定の地域で脈々と紡がれてきた文化や自然の美しさ、尊さが商業的、さらにコンクリートに言えば、金銭的欲望のために消費されるとすれば。さらに言えば、その様な消費によって元からあったものが恣意的に損なわれる、脚色される、演出されるとすれば。嫌悪感とまでは言わずとも好意的な感情を抱かない人(自分含む)が出現するのは、至極当然のことではないでしょうか。

下の写真と比べて
          
自らの労働を、“海外女子旅”や“フォトジェニックなインスタ映えスポット”などのワード、概念を利用して金銭的報酬に昇華している身として、この様な意見を述べるのは身の程知らずではないか。などと自省することもあります。だがしかし、そんな立場にいてしまうから、そんな立場にいるからこそ感じる違和感が、少なからずともこの場で表現してしまうほどには、自分の中でモヤっと存在しているわけです。

間違い探し
           

この意見は、あくまでも私個人由来のものであり、世間的通念、正義、正解であると主張する気は微塵もありません。異なる意見も世の中に存在し、それらを否定する気もさらさらありません。世の中にはたくさんの物の見方、視座、があり、それらを学ぶために本を読んだり映画を見たりしている自分がいるのは確かです。人間は結局それらによって構成されるモザイクのような物であり、そのモザイクを構成する要素を集めることに対して能動的でありたいと思います。この様なかなりの自己陶酔、自己満足的な文章を書くことに対する恥じらいも生憎お留守です。二日酔いの状態で書いたこの文章を後に読んで、なんだか恥ずかしくなる自分がいるだろうことは容易に想像できます。この日一番の思い出は、ローカルな路地のお店で、現地のおじさんたちと乾杯したことでした。







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