21日は、おもちゃコンサルタントの方々に来ていただき、「あそび」というものをみんなで考えてみました。
はじめに、初回ミーティング、そしておもちゃ美術館で得たことをうけて、もう一度学生間で『教育とは』についての意見交換をしました。その後、おもちゃコンサルタントの方々から「あそび」についてのレクチャーを行っていただきました。
最初は横尾さんがお話をしてくださいました。
その中で我々学生は積木を使ったワークを行いました。
2グループに分かれて、積木を使って公園を作ってみる、という課題でした。
学生は久しぶりに積木で遊ぶ、ということもあり、アイデアもなかなか思い浮かばず、制限時間内に終わらせるのに苦労していました。
とっても真剣 |
ねこと人間のじゃれあいを表現 |
メンバーが20分かけて作り上げたこどもを木に登らせてあげようとしている両親 |
2グループとも同じような量、形の積木を使ったのにも関わらず、様子の全く異なった公園が出来上がりました。
次に、出来上がった公園に人や猫の模型を置いていく、というワークを行いました。
今度は抽象的な積木とは異なり、普段の我々人間の行動を参考にすればよい、ということもありアイデアが次々と浮かんできましたが、やはり2グループではかなりの違いがありました。
チームA「じゃれあいひろば」 |
チームB「ニャースベーダー」 |
次に荻須さんがお話をしてくださりました。
荻須さんは病気の子供たちの遊びを支援していらっしゃる方です。
病気でたとえ思うように動けない子供も、遊びたい、という思いは非常に強く、子供たちのできる範囲で最大限の遊びを楽しんでいる様子が伝わりました。特に最近発達してきているタッチパネルなどの技術が遊びの幅を広げているようです。しかし、そのようなものを使った遊びは画面上ですべてが解決されてしまうため、遊びの空間的広がりが狭くなってしまうという問題点があることも学びました。
その後、“1つのもので10通りの遊びを考える” というテーマのもと、新聞紙を使って10通りの遊びを考える、というワークを行いました。
3グループに分かれて行いましたが、それぞれのグループならではのおもちゃ、遊び方が提案されており、とてもおもしろかったです。
おもちゃコンサルタント・友近さんの力作 |
この日は”あそび”について様々な方法で考えることができました。
特にワークを通して感じたことですが、私たち学生には”柔軟性”が欠けているようです。ワークの中で手が止まってしまったり、考え込んでしまうことがありました。
子供たちとあそぶとき、私たち周りの人がするのは、子供たちが楽しく遊べるような環境をつくることです。そのためには、まず周りにいる私たちが”柔軟性”を持つことが必要だと感じました。
この日は4時間を超える活動時間でしたが、ワークのときは子供に戻ったようで、また大変貴重なお話も聞くことができ、とても楽しかったです!来てくださったおもちゃコンサルタントのみなさん、ありがとうございました!
それぞれが考えた新聞紙あそびの作品と一緒にパチリ! |
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