2015/10/24

【渡航報告】2015年度夏渡航 9/10~20_4日目

こんばんは!
藤田です!
少し間が空いてしまいましたが、夏渡航の報告を続けたいと思います!
4日目のテーマは・・・「WS準備と獅子舞」
この日は、翌日のワークショップ本番に向けて、それぞれが用意を行う日として設けてありました!
そして、ただじゅんさんと友近さん、私は夕方からダナンにある養護施設でのパフォーマンスに出かけました!

今回の児童養護施設「希望の村」訪問は
渡航後、日本語センターと併設されている、さくらフレンズカフェにて
渡辺美里氏と偶然の出会ったことにより急遽決定したのでした!
人の出会いって、面白いですね!

14:30にさくらフレンズカフェに集合し、タクシーで走ること15分、
児童養護施設「希望の村(Village of Hope)」に到着。
1993年にアメリカ在住のベトナム人により設立されたこの施設は
今では約130人の生活困窮の子どもたちが寝食を共にしています。

希望の村の体育館のような場所。かわいいイラストが描かれています。

各部屋は大体48人程度で利用していて、年齢もバラバラ。
各部屋には班長がいて、大抵最も年齢の上の子どもがなり、下の子の面倒を見るというシステム。
その中には、聴覚障害をもつ子どもも入っています。
そのため、より気を遣い、コミュニケーションを取ることが心がけられているようです。

希望の家の中にあるベンチには、このような表記が。なんだか、座りたくなるベンチですよね。

平日、子どもたちは近くの学校へ通っています。
聴覚障害の子どもたちを対象とした縫製の勉強をするクラスは「希望の村」内にあるんですって!

そんな「希望の村」で行ったのは、ただじゅんさんの獅子舞・太鼓パフォーマンス。
到着してすぐに案内されたのは体育館のような場所。
もうすでに椅子が並べてあり、パフォーマンス観覧の準備は整っていました!
すごい!

体育館に入ってみると・・・ちゃんと舞台と観客席が出来上がっていました!

寮母さんや施設長などの大人も勢ぞろいし、通訳が1名ついた状態で、自己紹介からスタート。
初めは「このおじさんは誰?何する人?」といった雰囲気が漂っていましたが、

「うーん、この人はいったい誰なんだろう・・・?」

めでたい節(太鼓パフォーマンス)や手遊び(でんでんむし、親指と小指の入れ替え、
体に空気を入れよう等)をしていくうちに
子どもたちは、ただじゅんさんのパフォーマンスに釘付け!!
言語の壁を越えた交流がそこでは行われていたように思います!

おめでたい言葉がポンポン出てくる、おめでた節。日本人だと聞いてるだけで気分が明るくなっちゃう一曲です。
手遊びに夢中!


クライマックスの獅子舞は、犬が吠えるほどリアルであり、
頭をパクッとされることを怖がる子やむしろパクッとしてと手を挙げてアピールする子もいました。

子どもたちの席の間に入っていた犬が、この後前に出てきて、ずっとワンワン言っていました!
それだけリアルだったということ・・・?

ただじゅんさん必携の「ぱくぱくお獅子」(紙にお獅子が印刷されており、折ると手にはめてパクパクできるもの)も一緒に作りました。

「お獅子にかまれると幸せになる」と聞いてぱくぱくお獅子でかみ合う子どもたち。
最後に、太鼓のパフォーマンス!
太鼓から伝わってくる振動が強烈であったため、ろうの子どもたちにも「音」が伝わったよう。

声の通り方、太鼓をたたく姿、身体に伝わってくる振動、すべてに鳥肌が立った瞬間でした。かっこいい。

パフォーマンス後、興奮した様子で、太鼓の迫力や振動のすごさをろうの子どもたちが伝え合っていました。
太鼓や獅子舞は、ベトナムにおいても中秋節(ムーラン)において子どもたちが披露するものとして伝統的なものですが、お獅子の顔や、太鼓の刻むリズムなどが新鮮だったようです。
最後まで残って日本の太鼓に興味津々の少年もいました。
また、「ぱくぱくお獅子」は非常に人気で、パフォーマンスが終わった後に施設見学をした際も会う子どもの大半が大事そうに持ち歩いていました。
なかには、ぱくぱくお獅子を持ちながらお掃除をしている子も!

2種類のお獅子と残ってくれたこどもたちと一緒に、パチリ!
今回は、急遽決定したものであったにも関わらず、
しっかりと子どもを魅了するただじゅんさんのプロフェッショナルさにただただ脱帽!!!!!
さくらフレンズカフェの渡辺氏にも「是非、また」というお声をかけて頂きました。
今回はただじゅんさんだけでしたが、今後はこの関係を大切にし、
Saopopoのメンバーもこの「希望の村」の子どもたちにわくわくを届けるような活動が出来たら、素敵ですね!

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